2012
Le 28
janvier
35 boulevard de Magenta
75010 Paris
Le 25
février
@ Onze bar
83 rue Jean-Piere Timbaud
75011 Paris
Le 2 mars
75011 Paris
avec Basile Peuvion Quartet
Le 24
mars
@ Conservatoire
Villeneuve Le-Roi
avec J.A.K Big Band
Ali Boulot Santo
2010 Paris
par CD Run
Bassy Bob Project
2010 Paris
par Dabazz Productions
日曜日から5日間程郊外の別宅に籠り英気を養っていました。
あ、別宅っていっても別に女の家とかそういうのじゃないんだけど(でもよくよく考えたら家主は女性だ)まあ話すと長くなるのだけれど、とにかくおじさんには、音楽的信頼関係において、こうやって時々籠るための隠れ家があります。感謝。ただひたすら、感謝。
というわけでこの5日間、ちょろちょろとパリに仕事に行きつつも基本的には一人で
練習。朝だろうが夜中だろうが気の向いた時に気の済むまで。
長風呂。
読書。
猫。
長い手紙を書く。といってもメールなのがいまいち風情が無いね。
料理。いや普段からやっているけど、田舎の家のキッチンは火力も強くて広いから楽しいんだよね。
夏のヴァカンスもノエル休暇も全く関係ない職業だけに、休みをとるのは思い立ったが吉日、とれる時にとる。
で、この休みの間に、やりたいこと、やらなきゃいけないことをあらかた済ませ、やり残したことはパリに持ち帰りまた今日から地道にコツコツと。
充電完了。
Bon week-end à tous!
しかしよくよく考えたら年末は31日まで仕事していて、結局年明けは2日が仕事始めだったから、本当に普段と何も変わらないような。
と言いつつも31日の夜から2日の夕方までは一歩も家から出なかった。
よく休んだよ。
で、昨日丸一日振りに外に出てみたら、街を歩いている人がみんなフランス人で、フランス語を喋っていて、あ、そうか、ここはパリだったっけ、なんて思う始末。つまり、家の中で自分の世界に閉じこもっていたら世界中どこにいても同じだねって話。
本日3日からは毎朝5時起き。
お稽古に出かけ、カフェでゆったりと朝食をとり、久々に古巣ベルヴィルのマルシェへ。やっぱり朝早い時間のマルシェは空いていていいね。
そして相変わらず20区のマルシェは安い。
今日の買物 :
タマネギ 2㎏ 1.5€
アヴォカド 3個 1€
梨 1㎏ 1€
計 3.5€
つまり350円。
いれたてのカフェと程よく熟れた梨の香りで満たされた冬の朝は悪くない。
で冬の朝と言えばやっぱりオニオンスープだなと思いタマネギを買い出してきたわけで、男泣きにに泣きながら2㎏のタマネギを刻めばカフェの香りも梨のかぐわいも吹っ飛ぶ。
そういえばうちの母さんがしょっちゅう、タマネギを上手に炒めるのは料理の基本みたいなことを言っていたな。
たっぷりのオリーヴオイルでタマネギを飴色になるまで炒めて、後は圧力鍋の出番。
朝お稽古から帰ってきて、カリカリに焼いたタルティンヌとオニオンスープがあれば、もうこの冬は毎朝これでもいい。
自分にもう少し甲斐性があれば1㎏の梨でコンフィチュールでも作るのだけど、まあそこまで暇でもないし。
午後は郊外へ、リハーサルに出かけます。
皆様良い一日を。
Bonne journée à tous
おじさんがまだ仕事も金もろくに無くフランスで苦労していたほんの数年前、1€はおよそ160円台だった。
それがだ。2011年12月31日現在、1€が100円を切っている。
ためしに昨日、証券取引所の近所で3万円変えたところ、当然というか、ほぼ300€になった。
おじさんは思わず窓口のおばちゃんに言ったよ。
まさかこんな時代が来るとはね、と。
でもそれで、得をしたとか、儲かったという感覚は全く無い。
ゼロ。
むしろ虚しい。
フランスはなにかにつけて紙(papier、つまり書類)の国。
そんな国に暮らしているくせに(むしろ暮らしているからというべきか)自分は紙をまったく信じていない。
紙幣、ヴィザ、確定申告、光熱費の請求書、婚姻届け etc
自分は紙のために生きているわけじゃない。
もちろん社会の一員として、それらには従う。でも信じてはいない。
だから人とこの話題になると
Je respecte bien, mais je ne crois pas trop.
(ちゃんと従うけど、基本的に信じていないよ)
と言うことにしている。
で、こういう禅問答みたいな意見が大好きなフランス人達。ここから議論が盛上がるわけだけど、それはまあ今は置いておいて。
とにかく、紙のために生きるのは虚しいと思う。
その虚しさに気付いた頃から、紙の社会と割とうまく付き合っていけるようになった。
例えば、来週ヴィザの更新のRDVがあるのだけど、正直今年で何回目なのかよく覚えていない。いつ頃からか、なんかもう数えるのも面倒くさくなってきた。自分にとっての年に一度の更新は、しいて言うならプレフェクチュールの待合室でのんびり読書をする時間だ。なるべく読み応えのある本を持って行く。
事実上は結婚していても、婚姻届を出していないカップルの友達も大勢いる。そもそも彼らは一様に、紙を信じていない。(逆に、紙のための結婚 Mariage blanc、ヴィザ取得のために偽装結婚をしている知合いもまわりにはいるけど。)
そういえば去年日本に帰った時に日本の免許証が失効していることに気が付いた。が、気が付いた翌日にはすでに車で遠出する予定が入っていたので仕方ない。何事も無いように東京と山梨を往復してしまった。
紙が無くても、久々の運転の技術はまあまあだったと思う。多分。
思うに、若い頃はいつもなにかにつけて紙が必要で、そのことで一喜一憂していた。ヴィザやら社会保険関係の書類、仕事のコントラ、さらに具体的に、お金。
そういうものにあまりこだわらなくなってから、これが不思議と、必要な紙は必要な分だけ、必要な時に手元にくるようになったと思う。
今度のユーロの暴落で、紙幣に対する不信感というか、同じようなことを考えている人は意外と多いのじゃないかな。
新年早々お金の話ばかりというのもあれなので、紙は紙でも大切な紙の話。
自分にとってなくてはならない紙と言えば手紙や本、それにもちろん楽譜。
メールも便利だけれど、やはり手書きの手紙は嬉しい。
静かなカフェのすみっこで時間を気にせずに本を読むのは幸せだし、思いついたことはいつも手帳や五線紙に書き留めている。
音楽のマテリアルを楽譜に書くのは楽しい。
あ、それからカフェのフィルターも大切だ。
外ではいつもエスプレッソマシーンのカフェばかりなので、家ではペーパーフィルターでいれている。香りが断然いい。
なんてどうでもいいことを正月の暇にまかせて綴りつつ、さっきいっぺんに届いた携帯の請求書と保険の請求書が悩ましい。
先月、携帯でインターネットを散々使ったので(新居にネットが無かったため)ちょっとすごい請求がきてるよ………。
正月二日ゆっくり休んで、三日からまた毎日働きます。
追記:
で結局二日から仕事になって、今日1€は99円を割り込んだ。
正月暇だからダリ(写真)でも観に行こうと思っていたのに。
本当に明日のことなんて何もわからないね。
Bonne année!
ノエル、だったね。
おじさんはこの週末になにをしていたのかというと、普通に仕事して、25日の夜は仕事のパートナーと食事に出かけた。
彼女はモロッコ人でおじさんは日本人。なのでお互いに、ノエル?あんまり関係ないね、みたいな感じで普通に打ち合せ食事。
それにしても25日の夜。
しかも日曜の15区で開いている店となるとかなり限られているので、モトピケ辺りのブラッスリーへ。そうしたら案の定というか、メニューはノエル仕様。
関係ないと言いつつも彼女は前菜に生牡蠣とか頼んでおじさんにも勧めてきたのだけど、最近外で食べるナマモノには敏感なので、パス。
前菜には鮭のリエットをとって、主菜がフォアグラのソテー、デザートがショコラなんとか、カフェで〆。
かなり重めのオーダーだけど、まあ少量だし、こんな雰囲気を味わうのも一年に一度だしいいか、なんて思いつつ、ずっと話すのに夢中になっていたので正直味はあまり覚えていない。
で案の定、朝5時に胃が気持ち悪くて目が覚めた。
最近というか今年の中頃から、ご馳走(特にフランス料理、和食だと意外と大丈夫)食べる→消化不良起こす、ってパターンが顕著になってる。頭ではわかっているのに、同じ過ちを繰り返してしまう、だめだね。
おかげで今日一日、頭も体もどこか反応が鈍く反省。夕べはペリエしか飲んでいないのにな。
でやっぱり家で食べるごはんが一番だよな、なんて思いつつ、本日やっと手に入れたぜ6Lの圧力鍋。これで
毎日米が10分で炊ける。
鶏が丸ごと一羽蒸せる(魚でもいいけど)。
とにかく調理の時間が半分ですむ。
つまり光熱費が半分になる。
etc
鶏ガラのスープも簡単にとれるから、年末は雑煮を作るよ。
皆様良いお年を。
Bonnes fêtes à tous!
Le ciel subsiste et la terre dure, pourquoi le ciel subsiste-t-il, et la terre dure-t-il?
Parce qu'ils ne vivent pas pour eux-mêmes.
Voilà qui les fait durer.
Le saint se met en arrière.
Il est donc mis en avant.
Il néglige son moi, et son moi se conserve.
Parce qu'il est désintéressé, ses propres intérêts sont préservés.
老子第七章
ものすごくおおざっぱに自分なりに訳すと
空も大地も永遠に続くでしょ、でもなんで?
だって、空も大地も、彼ら自身のために生きているわけではないから。
だから彼らは、未来永劫に続く。
賢い人はいつも控えめに後ろにいる。
それはつまり、誰よりも前にいるっていうこと。
彼は彼自身にこだわりがない。だから彼自身はいつも穏やかに保たれている。
彼には私利私欲っていうものがない。だから、彼自身の深い本質は護られているんだね。
今日は午後の仕事が一つキャンセルになっちゃったので、ぽっかり空いた時間に洗濯をしながら読書。
久々に本棚から取り出した老子。
空や大地のように大きな人間でいるということは、簡単なことではないね。
今夜は Gaël のマスタークラスを受けにサンジェルマンデプレへ。
クロマティックアプローチの理論。
(で、今帰ってきたのだけれど、相変わらず素晴らしい内容だった。長年抱えていた、ハーフディミニッシュの謎が解けた!)
充実した日々に感謝。
La vie continue !
楽器の話の続き。
やっぱり手元に戻ってきたマウスピースは安心して吹ける。快適そのもの。
なので、それに合わせてネックのコルクを張り替えてもらったり本体のバランスを診てもらったり、人間の体も楽器も定期的なメンテナンスが必要なんだとつくづく思う日々。
そもそも今年の始めの頃に楽器を落としてへの字に曲げてしまった。
もはや再起不能かと思いきや意外となおった。(修理代が一ヶ月の家賃程という痛い出費だったが、まあ勉強代ということで自分を納得させた。)
で、実はその半年後にまた同じことをやってしまった。
まだまだ勉強が足りなかったらしい。
そのうえ先月、マウスピースを旅先で無くしてきた。
無事に出てきたから良いようなものの。
で、恥をしのんで言うと、先月、ローマで飛行機の中に楽器を忘れてきた。
イミグレ抜ける一歩手前で気付き、係員つかまえて、もちろんイタリア語なんて出来ないので拙い英語で事情を話し、なんとか取り戻した。
散々なことをやらかしたので、来年はきっと素晴らしい年になるに違いない。(いや今年だって大変素晴らしい年ではあったのだけれども。)
写真はインドネシアのバリ島、多分ウブドを訪れた時のものだと思う。
ここ最近のパリの憂鬱でうっとうしい湿気を含んだ雨模様は、ものすごくポジティフに考えれば、ウブドを連想させなくもない。
Bon week-end à tous!